柿は追熟ができる果実ですが、食べ時は好みによって変わります。
富有柿は口当たりがよく、食感が柔らかいという特徴がありますが、熟し具合によって食感に差がありますので、是非正しい保存方法を覚えてお好みの状態で食して頂けると嬉しいです。
常温で保存する場合はヘタを下にする
少し硬く感じる柿でも、常温で置いておくと、2~3日ほどで実がやわらかくなります。
ただし、そのまま置いておくと、水分が蒸発し、食味を損なってしまうため注意が必要です。
柿はヘタの部分から呼吸をしていますが、呼吸量が大きいほど乾燥しやすく、傷みが早くなります。
ヘタを下にして保存することで呼吸量をセーブすることができるので、新鮮さが長持ちします。
さらに、ポリ袋に入れることで、実の水分が蒸発するのを防ぐ事ができます。
直射日光が当たらず、風通しの良いところで保存するのがオススメです。
柿が腐敗するおそれがあるため、夏場の常温保存は避けてくださいね。
「ヘタを湿らせて」冷蔵保存すれば長持ちさせられます
冷蔵保存で柿を長持ちさせるコツは、ずばり「ヘタを湿らせる事!」
水で濡らしたキッチンペーパーをヘタに被せて、1つずつラップで包んで下さい。
ヘタを下にしてポリ袋に入れ、口を閉じて冷蔵庫の野菜室で保存します。
柿は、温度の低いところで保存することで、熟成を遅らせることができます。
ヘタが乾いていると、柿はどんどん柔らかくなってしまいますが、水で濡らしたキッチンペーパーを被せると、ヘタが乾燥しないので鮮度を保つことができます。
さらに、ラップでぴったりと密封して、水分をキープしましょう。
これだけで、既に柔らかくなって熟してきている柿でも鮮度を保った状態で一定期間保存できます。